10年近く前に購入したショート丈のダッフルコート。
長年使ってきたので、革紐の部分がボロボロになっていました。
見た目も気になるし、でもなんだかんだ気に入ってる。
どちらかというと、かなりお気に入り!ってわけでもなく、紐の交換失敗したら買い替えるかというくらいのコートなので、ものは試しにやろうと思いました。
捨てるのもなんだか、という気持ちだったので、じゃあ紐を交換するかということでやってみました。
紐の状態は?

合皮だからなのか、ボロボロと剥がれてきている状態です。
作業に入る前に、一度コートを手洗いしました。
かなりザブザブ押し洗いしたので、さらに紐がボロボロに笑
ちなみに手洗いした時の水の色は、めっっちゃ汚かったです!茶色笑
革紐を留めているパッチの部分は、どうしても手縫いでは無理そうなので、紐だけにしてみることにしました。

一つ目の紐の縫い終わり。
革紐は、合皮ではなくて本革のものをネットで購入しました。
ネットだから色合いがなかなか分かりづらくて、コートの色に合わせたものを購入しましたが、思ってた色とは違ってちょっとショック。
こうして写真に撮ってみると、コートの生地は毛羽立ってるし、買い替えた方がいいのかもなぁと、ちょっと思ってます。
使った道具は?
基本的な裁縫道具を使いました。
針と糸(普通のやつ)と、革紐に下穴を開けるために目打ちと、家にあったゴムハンマー、カッターマットを使いました。
ゴムハンマーは、スチールラックの組み立てに取っておいたものです。
あとは縫う時に必須なのは、革紐はどうしても針が通りづらいので金属の指抜きをつけました。
糸は二本どりで、縫い方は返し縫いにしました。

コートに元々ついていたパッチ?を下に敷いて、目打ちであらかじめ穴を開けました。
下側からも少し穴を広げてあげると針を通しやすいです。
進捗はどう?
今のところ3本の交換はできました。
ただ育児中だし、空いてる時間はなかなか取れないから、あまり進んでません。
これは冬までに終わるかなぁ…。
すべて交換終わったらまた更新します。
あれから……
コツコツやり進めていき、ついに完成しました!
4月頃に紐を交換しようとなって始めて、10月の冬が来る前に終わりました。
こういうのってなんだかんだ後回しになりがちですが、できました!!
ちなみに途中からゴムハンマーいらなかったです。
目打ちは手の力で上からグイッと押し付けて、革紐に穴を開けてました。
もちろん穴を開けるところはチャコペンで少し印をつけてますよ。

自分なりには、違和感なく交換できたかなと思うのですがどうだろう。
ハンガーでかけた状態がこちら。

自分で交換した割にはまあまあ良い方ではないでしょうか?
長年着てきているのもあるので、洋服用のブラシで整えて、電動の毛玉取りで毛玉も取りました。
今シーズンの冬もこのコートを着れそうでよかったです。
なんといっても、ものを大切にしている自分素敵!という悦に浸れます笑
今までだったら、何でもかんでも捨てて買い換えようなんて思ってもいましたが、自分の手を加えるとやっぱり愛着が湧きますね。
縫う時のポイントは、コートを台(机やアイロン台)に乗せたまま縫うこと。
手でコートを持ちながら縫うことはおすすめしません。
あとは返し縫いの時、裏から革紐の穴に通すのが難しいです。
なので少し革紐を浮かせてあげて、穴を確認しながら針を通していき、その都度、紐を引き締めていく感じで縫うと縫いやすいかと思います。
ものを大事にしたい方、お気に入りのダッフルコートを手放すのはなんだかもったいない方、ぜひこの記事を参考に手を加えてみてはいかがでしょうか?
前よりもダッフルコートに愛着が湧くかもしれません。